甘えん坊なキャバリアのお姫様
実は我が家には4匹のキャバリアがいます。
今回紹介しているのは、始めて飼った、我が家では長女のキャバリアのことです。
名前をユズといいます。
ユズとペットショップで出会った時期は、ペット可のマンションへの引越しを決めた頃でした。絶対にこの子を家族にしたいと思い、ペットショップの店員さんに、引越しが完了するまで引き取りを待って貰えないかと頼み込みました。
その期間は3週間近くありました。
通常考えられない無謀なお願いでしたが、店員さんは快諾してくれて、「いつでも会いに来てあげてください」と言ってくれたのです。
引越しの準備を進めながら、私は暇があればペットショップへ通い面会させてもらいました。名前は決めていたので、店員さん達も皆「ユズ」と呼んでくれていました。
そのおかげで、新居に迎えた頃には、ユズが既に自分の名前を憶えていたのです。
温かい対応をしてくれたペットショップに今でも感謝しています。
初めて家族となったキャバリアのユズは、本当に愛らしい存在でした。今でもそれは変わりませんが。
余りに愛らしく、甘やかしてしまったので、歳をとった今でもお姫様のようにワガママな所があり、とても嫉妬深い面があります。
他の犬とスキンシップを図っていると、必ず間に割って入ります。その行動には、今でも胸が温かくなります。お姉ちゃんなんだから少しは我慢して、と思うこともありますが。
ユズは初め、犬が苦手でした。それを克服する為にもと、2匹目のキャバリアを飼うことを決めました。下の子にどんな風に接するのかを見るのが楽しくて、少しずつ仲良くなっていく姿を見るのが幸せで、その思いが連鎖して今では4匹まで増えてしまいました。
それぞれ性格はバラバラですが、ユズが一番ワガママなお姫様のように思えます。やはり、子犬の頃に甘やかしすぎたのかもしれませんね。
そんなワガママなユズですが、子犬の頃から、夜眠る時は私の腕枕がお気に入りでした。
現在8歳になりますが、今でも腕枕で寝てくれます。これが私にとっては本当に癒しの時間になっています。
ただ、マズルが短めの所為かイビキは人並みです。しかし、慣れてしまって全然気にせずに私は眠れるので、そこもチャームポイントのように思えているのです。
犬との生活は、大変なことも勿論ありますが、それ以上に幸せを感じます。
今の生活形態を作り上げた基盤でもある、愛犬ユズは本当に大切な家族の一員です。