お母さんが働ける職場

大企業になればなるほど、子育てに関する手当やサポートが充実しているといいますが、かといて自分のやりたい仕事かといえば必ずしもそうではないようだ。
結局、お母さんは、どちらに重きを置くかを自分で判断しなければならない。

出産のときのお休みや、そのあと復帰してからの時短など、働くお母さんをサポートするいろいろな仕組みがある。
途中抜けができたり、送り迎えのためのフレックスになっていたりすることで、少しでも子育てと仕事の両立の負担を減らそうという考え方である。
ところが、これには、大きな落とし穴もある。
まずは、収入。確かに働けば収入は得られるが、時短などにより、当然減らされている。
それに加え、残業はできないから、結局、子供たちの保育所代を払っているようなものになってしまうことも少なくない。
それでも、社会の中にいることは、子育てをしているお母さんの精神衛生上有益だと思われる。
次に、仕事の内容だが、これは、仕事を与える側の問題となっている。
例えば、時間が限定されることで、それに合わせてできる仕事しか、お願いできないという事情がある。
突発的な残業が発生する可能性のあるものは極力さけなければならない。
それから、独りで全部行うものも避けたほうがいい。
実際に作業をしている間は一人でできるので、よいように思えるが、子どもが病気したりすれば、その作業を中断せざるを得なくなる。
そのフォローをする人が必要になる。
このように考えていくと、以前と同じ職場であったとしても、与えられる仕事の質が変わってしまう。
それでも、頑張ってもらいたいと思う人たちが、一生懸命サポートをしてくれる。

企業文化の影響

企業文化は企業自身にとっても、いろいろなルートで社会に影響を与えます。
企業文化の影響はメディアや公共関係活動などから現れます。

自由経済を基づく企業文化は物質財産から発展しています。
政治を基づく計画経済の企業文化には意識主導の発展形跡があります。

人類社会経済の発展モデルから見れば、企業文化には計画経済、市場経済と計画的な市場経済、三つのモデルがありますから、企業文化の建設はこの社会モデルの下で運行規律を持ちます。
自由経済の文化は物質財産を追求することを基づいて立っています。

企業文化は企業が初めて設定した固有の文化発展モデルではなく、企業が金銭で作った社会に注ぎ込む文化現象だけでもなく、企業が特定的な歴史背景で、特定の人文環境、社会モラル、文化価値観、社会関係で自然にできた文化現象です。

実際のところ、企業文化を肌で感じている従業員は、どれほどいるのでしょうか。
関心の無い人は全く興味を示しませんし、文化は作り上げるものではなく、創り上げるものですから、押し付けがましい啓蒙活動は逆に従業員の生産性を低下させることもあるのではないでしょうか。

組織風土という言葉も同様で、良くも悪くも、職場の雰囲気に包まれることは雇用されている限り、避けることは出来ません。
息苦しいと感じれば、退職するか、感情に逆らって我慢し続けるしかありません。
我慢の結果、精神疾患多数でメンタルヘルスという新たな企業の悩みも出ているのですが・・。

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