カロリーゼロのドリンク
アメリカの会社にいた時のこと、いつものように炭酸を飲んでいた。
よく見ると、隣の子は、すでに今日2本目に突入している。
彼女は、ダイエット宣言をしているのだが、これで本当にダイエットになるのだろうか。
そんなに炭酸ばかり飲んでいると、カロリーオーバーしちゃうよと、隣の子に声をかけた。
彼女は、おおいばりで反論してきた。
大丈夫、カロリーゼロの炭酸だから、と。
確かに、カロリーゼロであれば問題ないだろうと思う。
が、健康のことを考えるとどうなんだろうか。
やっぱり、のみすぎはよくない気がする。
とはいえカロリーゼロだしなと思っていた時、ふと、昔同じような言葉を聞いたことを思い出した。
その時は、カロリーゼロではなく、ライトだったのだが。
同じ彼女である。
前は、ライトばかりを飲んでいた。
ライトだから、大丈夫と言ってたが、それでもライトにはカロリーがあるし、50%オフだとしても、私が、レギュラーを1本の無間に、3本飲んだとしたら、完全に私よりもカロリーは高い。
そして、彼女は、体系をくずしていったと思う。
ランニングもしていた。
が、飲んでいたのは、やっぱりライトだったから、あまり効果がなかったのかもしれない。
しかし今では、その時の習慣で今も、ランニングをしている。
そして、飲むのは、カロリーゼロである。
これから彼女の健康がどうなるのか、とっても楽しみでもあり、観察するに値すると思う。
筋肉とダイエット
運動部だった私は、高校生の頃、鍛えられた自分の身体がとても嬉しかった。
洗面台の大きな鏡の前で、少し太っていた幼少時代を思い出し、自分もこんな身体になれるのだと感慨深かった。
特に腹筋を鍛えていて、高校卒業後も筋肉が落ちないように腹筋だけは意識してやるようにしていた。
そんな風にして、部活をやっていなくても運動をするようにしていた自分は、体型を意地するには運動をすればいいという考え方が根付いている。
食事制限をするとか、「~ダイエット」と言われるものをいくつも試すことも1つの方法だが、しっかり食べてしっかり運動するということが基本だと思っている。
巷では筋肉が付いていると基礎代謝が上がり、ダイエットには効果があると言われているが、筋肉が増えた分の代謝の上昇はそこまでカロリーの消費には影響しない。
それよりも、家に居るなら洗濯や掃除、もっと単純なゴミを拾うとか新聞を取りに行くといった細かい行動の積み重ねが大事である。
活動代謝と呼ばれるそれらのカロリー消費は日常の中で大部分を占めるため、1回より2回、2回より3回と簡単な行動を積み重ねていくことで自然と痩せていくのだ。
もし、職場にいる時間が多いなら、コピーを自分で取りに行ったり、コーヒーを淹れるために立ち上がったり、エレベータではなく階段を使うなどしていれば、一日のカロリー消費量は充分だ。
しかし、缶コーヒーや缶ジュースなど甘いものを多く摂るのはいただけない。
せっかくの積み重ねが意味のないものになってしまう。
これは逆に半分の量に減らすよう努力しなければならない。