気遣いが慣れないメイク用の鏡
スマートフォンをしげしげと眺めながら髪をいじったり、メイクを直したりしている女性がいる。
彼女が起動しているのは、ミラーのアプリケーション。
スマートフォンが鏡に早変わりしているのである。
スマートフォンでは、自分が使う便利なアプリをインストールしておけば、いろいろなもののかわりになる。
女性や若い人たちが好んでダウンロードしているもののひとつに、ミラーアプリがある。
ミラーアプリは、カメラ機能を利用して、スマートフォンの画面に自分の顔を映し出すものだ。
コンタクトを入れている私にとって、これは必需品。
今までは、別に小さな鏡を持ち歩かなければならなかったが、今では、ちょっとコンタクトがずれたりしても、スマートフォンで対応できる。
また、化粧をちょっとなおしたり、全体のバランスを見るのにも、このミラーアプリは便利なのである。
ミラーアプリは、単にミラーであるだけでなく、面白い機能をもっているものもある。
女性向けのメイク用ミラーアプリには、明るさが調整できるものがある。
さらに面白い機能は、反転した自分を見ることができることである。
確かに周りの人と、自分が鏡を見た時では、反転している。
だから、メイクを相手が見た時のままで行おうというものだ。
できるだけ見た目を重視しようという気遣いではあるが、この機能は、ちょっとおさまりが悪い。
普段から、反転した鏡で化粧をしているのであれば、よいが、今だけとなるとどうも勝手が違うのである。
せっかく反転してもらっても、慣れていないとうまくメイクできない。
とはいえ、ミラーアプリにカメラを使うという知恵は、どこからでてきたのものなのだろう。
目とづけどころが面白いね。