楽しいときは徹底して楽しむ
恋愛において、一番楽しいときは付き合う前である。
合コンや紹介、職場など出会いのきっかけは何でも良い。
二人だけで初めて会うとき、まだ自分の気持ちが分からないけど、「デートだ」と意識するだけで、もう好きになっていそう。
でも「好きかも」と女友達に吐露したらもうだめだ。
そこから「好き」が本格的に始まり、恋心が猛進してしまうのだ。
だから、女友達へ本音をこぼすタイミングは自分で調整しなければ、あまり好きでない人なのに、恋心だと自分でも勘違いしてしまうことになる。
二人で初めて会った時点で、「あ、これだな」とだいたい確信できる。
と思いつつも、まだ友達だよー!という雰囲気をやけにわざとらしく出してしまう。
大ジョッキを頼んでみたりして。
2回、3回会ううちに、お店のチョイスが「カップルぽく」なっていく。
行きつけのカウンターしかないお店につれていってもらったりすると、大将から冷やかされたりして、なんだか楽しい。
こんなことが数回続くと、「いける!」というときだ。
もう帰る時間か〜という切なさと、家に入ってすぐにメールをするべきか、ちょっと時間を置くべきか、そんなことを女友達に電話してみたり。
「今が一番楽しいときだね!恋してるね!」そんなことを言われて、付き合ったらもっと楽しいんだろうなー!と思うが、そんなことはなかったなと気がつくのはそれから半年後くらいだ。
付き合う前の「カップルぽい」お店なんかは行かなくなる。
メールのタイミングなんて自分の都合だけで考える。
決して冷めているわけではないが、あの付き合う前の時間は二度と戻らない。
そう考えると、今フリーの人は、どんどんデートして、恋したらいいと思う。
ただし、今だけの楽しい時間だからね!というアドバイスを添えて。