猫の上下関係と距離感
うちには2匹の猫がいる。
年齢も同じくらいだし、大きさもほぼ一緒。
うちに来たのも大体同じ時期なので、まるで双子のようである。
しかし、一応、猫固有の性格のせいか、上下関係ははっきりしているように見える。
方や甘えっこで、真ん中に痛がり、方や自分の好きなように寝転びたい。
当然のことながら、2匹は、すぐに喧嘩になり、すぐに仲直りする。
1か月だけお姉ちゃんの猫は、ちょっと気がづよい。
しかし、見た目は、こっちのほうが子供っぽくて優しいように見える。
そのためか、子供たちはこのこの方をなにかにつけてかばう。
妹猫は、お姉ちゃん猫よりも少し体が大きく、顔立ちがきりりとしている。
だが、実は甘えっこで、大好きなひとのそばにいたくてしかたがないようだ。
いつものソファに座ると、お姉ちゃん猫が、我が物顔でやってくる。
いつものとおり、ひざの上にのり、高めの声で鳴いてみる。
妹猫は、それを横目でみているだけだ。
これがいつもの風景。
気付くと何気なく、妹猫もソファの上にきていた。
ひざの上には乗れないので、横に座って、前足だけをのばしてあしに触っている。
これだけでこの子は安心する。
この子たちを見ているとまるで人間関係を見るような気がする。
はっきりとそばにいることを主張する子と、つかず離れずにそばにいるのにある程度距離を子。
ひともその微妙な距離感を持ちながら生活していることを考えると、おなじなんだなと思えてくる。
近所に大きめの猫が住みつき
最近よく目にする猫ちゃんがいます。
いつごろからか分かりませんが、近くに住みついたようであっちにフラフラこっちにフラフラしているようです。
私の家の周りではワンちゃんを飼っている方がとても多いのですが、猫ちゃんも人気があるようで、みんなに可愛がられています。
けっこう大きな猫ちゃんなのですが、小さな子供もやってきて撫でています。
お婆ちゃんも可愛がっていますので、猫ちゃんはきっとかなり居心地が良いでしょう。
昔、私の家にもたくさんの猫ちゃんが来ていました。
お婆ちゃんが餌を与えて大切に育てていました。
もちろん皆野良猫です。
私は子供でしたのでこういう物なのだなと思って見ていたのですが、やっぱりちょっと変わっていたようです。
友達にも大の猫好きがいました。
一人暮らしを始めてからは、小さな部屋で3、4匹くらいは飼っていたと記憶しています。
小さなテーブルを真ん中に、頭の上を猫たちが飛び交っていて、私は少し怖かったことを覚えています。
猫が飼いたいので、それが可能な部屋を探して借りたと言っていました。
あれからもうだいぶ会っていませんので、今も猫ちゃんを飼っているのかどうか分かりませんが、もしかしたらもっとたくさん飼っていることだって考えられます。
動物好きの方は優しい方が多いと言いますが、確かに彼女もとても優しい人でした。
姉御肌で面倒見が良くて、私はとても好きでした。
結婚してから、色々な苦難にぶち当たりだいぶ苦労したと聞きます。
今どこで暮らしているのか、猫ちゃんを見ると彼女を思いだすことが今もあります。