ビックデータで思うこと

ビックデータという言葉が、いろいろなところで出てくる。
たくさんのデータがまとまってある状態のことだが、ビックデータという言葉を聞くたびに「宝の持ち腐れ」という言葉を思い出してしまうのは、わたしだけだろうか。

情報社会になって久しいが、いろいろなデータがたまりにたまり、それをどう使うが考えあぐねるようになったようだ。
そのためビックデータという言葉が、出てきて、今までもあったにも関わらず、それらをどう解析するかが騒がれるようになった。

人の行動履歴のデータをベースに、製品を推奨するといった動きは、今にはじまったことではないし、その時には、ビックデータを解析してそのルールを決めていた。
大手レンタルチェーンが行っているポイントカードはまさにその最たるもので、これらのデータをうまく使うことで、売り上げがぐんと上がるのだという。

今では、このビックデータを解析することを仕事とするプロフェッショナルな人材も出てきた。
彼らはデータをそのままにせず、あの手この手で加工を施した結果、よりデータを活かした結論を出してくれる。
彼らが見るのは、たんに数値の並びだけでなく、そこから導き出される新しいビジネスの形であったり、経営のヒントだったりする。
だからこそ、面白い仕事なのだと思う。

日々のちょっとした気遣いを私たちはうれしく思う。
しかし、意外とこれらはこのようなデータをもとに導き出されたものなのかもしれない。

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